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テンプレ・レベルから徹底的に検索除けをかけているので、ここへは一般のお客様は入れません……多分(笑)
西脇はその窄まりにゆるく指を差し入れそっと中を探った。
きつい締め付けだけじゃない。いつもとは違う違和感に西脇は支配される。 柔らかな羨道はいつもよりきつく締め付けてくるが、奥へと進もうとすると指の侵入を阻む明らかな障害がある。 「やぁ……っ!」 橋爪の上げる悲鳴が断続的に聞こえる。 「だめっ」 暴れようとする体を押さえつけ、ぐいっと指を中に押し込んだ。中のものも必然的に奥へと押し込まれていく。 「い、やぁっ!」 橋爪の体が跳ねた。そして、身を捩じらせて慌てて口元を手で覆う。 「や、放し、て……気持ち……っ」 ぐいっと強い力で身をもぎ放したかと思うと、橋爪は半ば転がり落ちるようにベッドから出た。 「紫乃っ」 よろよろと歩き出し、ソファにぶつかる。そのまま身を折り、橋爪は嘔吐した。何度も何度もえづきながら、その場に突っ伏して嘔吐を繰り返す。 ほとんど食事していないから、吐けるものも極僅かだ。 そんなに…… 吐き気を催すほど、自分の手が拒否されているのか。 「紫乃」 西脇はそのまま荒い息をつく橋爪の体をソファに引きずり上げた。涙に濡れた目がおどおどと自分を見上げてくる。唾液や胃液にまみれ異臭を放つ口元にそのまま唇を押し付けた。 「う……や……」 押し返そうとしてくる腕の力は弱くて。腕を跳ね除け、更に唇を重ねた。上がった荒い息も全て飲み込むように、徐々に橋爪の腕の抵抗が弱まりぐったりとしてくる。 西脇はそのまま再び指を先ほどまで弄っていた奥へと滑らせた。 「……紫乃、何日してない?」 「……え……?」 もとより返事は期待していない。西脇は更に指を奥へと進めた。人差し指と中指でゆっくりと中をかき混ぜ、異物を引きつかもうとした。さっきよりはまた場所が降りてきているから、あと少しで排泄もできるはず。 「あ、だめっ」 ようやく西脇の意図に気付いたのか、橋爪が再び暴れだした。 「汚、でしょ……や……おねが……」 「汚くない」 腹を擦り、再び指をかき混ぜた。橋爪の腹からぎゅるっとようやく蠕動音がしだした。 「汚いなんて、どうして思うんだ?」 「や……」 いつもよりほんの少し固さを感じる腹は、決して腹筋の固さではないだろう。揉み解すように何度も力を込めて擦っていく。 「や……ほんと、放して……」 逃げるようにソファにしがみつくと、必然的に腰が浮く。必死でソファにしがみついているのか、ゆるく腰が揺れる。それすらも扇情的な姿なのに、西脇の心はどこか冷めていて。 「……本当に分からない?」 西脇は橋爪を解放した。そのままソファの上で腹を押さえて必死で眉根を寄せている。 ただの腹痛が痛みを堪えればしばらく治まるよう、きっと我慢していればこの痛みの波も去るだろうという意図なのかもしれないが。 「腹痛いんなら、トイレ、行って来れば?」 それでも橋爪はゆるゆると頭を振った。じんわりと額に脂汗が浮かんでいる。 「違……」 「そうなんだ?」 西脇は目の前でゆれる橋爪の尻にそっと触れた。大げさなほどに、ぎくりとそれが強張る。 そのまま尻たぶを割り、奥まった窄まりを空気にさらした。 「やあっ」 橋爪の悲鳴を他所に、西脇はゆっくりと窄まりに舌を這わせた。先ほど潤しながら解したところは橋爪の呼吸に合わせてゆっくりと開閉している。 「ここだけは、ちゃんと言うことを聞くじゃないか……」 ただ体をすくめて、橋爪は涙を零している。腹を押さえた手が弱弱しくうごめく。 「紫乃……」 尻を撫で、西脇はその窄まった場所に舌先をねじ込んだ。 「だめーっ!」 橋爪が号泣した。逃げようとする足を押さえ舌先に溜め込んだ唾液を送り込み中を辿る。どろりと溢れた唾液が尻の間を流れ落ちていく。 「お願い、西脇さんっ」 息を再び荒げて橋爪が身を捩る。 「ほんとに放して……お願いですから……」 震える手を足を押さえる西脇の手に重ねてきた。 「お願い、放して……」 「嫌だ」 「お願いです……私……」 もじもじと足先が動く。 「……ここで出せば? 俺なら気にしないよ」 「……お願い……」 それでも、もう、全身に力が入らないようで。いや、力が入りすぎているために、体がかえって動かないでいるのか。 「お願い、しますから……」 西脇は橋爪の足を離し立ち上がった。そのまま橋爪を引きずり起こす。 「立てよ」 手を引き強引に引きずったまま大またに部屋を横切ると、西脇は洗面所のドアを開けた。 「西脇さん……っ」 更にトイレのドアを開けて橋爪を中に放り込んだ。床に座ったまま、怯えたように橋爪が西脇を見上げている。 「……さっさと済ませろ」 ドアを閉め、そのドアにもたれた。中で橋爪がしゃくりあげるのが聞こえる。 「……別に、俺はお前を辱めたいわけじゃないんだ」 西脇は呟いた。その呟きは橋爪には届かないだろうけれど。 「ただ、俺は、おまえがいつものように……」 拳を握った。やるせない気持ちのまま、目の前の壁にそれを打ち付ける。痛みが全身を伝わっていく。 「紫乃……」 破れた拳には血が滲み出している。西脇はそれを舌でそっと舐め取った。 PR この記事にコメントする
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